2024年、川崎市(かわさきし)は市制(しせい)100周年(しゅうねん)をむかえます。しかし、100年前は現在(げんざい)のように家電製品(かでんせいひん)を持(も)つ家庭(かてい)が少なく、電気・ガスが自由(じゆう)に使えるわけではありませんでした。そのため、家事(かじ)は手作業(てさぎょう)で行っていたのです。
戦後(せんご)、1955年から73年の高度経済成長期(こうどけいざいせいちょうき)に入ると、世(よ)の中はゆたかになりました。それは、技術(ぎじゅつ)が進歩(しんぽ)し、家電製品が多くの家庭に普及(ふきゅう)することからも分かります。家電製品のおかげで短(みじか)い時間で家事をこなすことができるようになり、人々のくらしは大きく変化(へんか)しました。
本展(ほんてん)では、実際(じっさい)に使用(しよう)されていた生活道具(どうぐ)や当時の生活が分かる映像(えいぞう)・写真(しゃしん)を通して、川崎市が誕生(たんじょう)した大正時代(たいしょうじだい)を軸(じく)に、その前後の時代のくらしの変化について紹介(しょうかい)します。