こびと研究家でイラストレーターのなばたとしたか(1977~)が描く絵本「こびとづかん」は、2006年の刊行以来、その独特な画風と世界観で子どもから大人まで幅広い世代の人々を惹きつけ、夢中にさせてきました。
主人公の「ぼく」がじいじに貸してもらった「こびとづかん」を片手に、森や草むらや家の中で、昆虫でも動物でもないふしぎな生き物「コビト」を見つけ、日常でふと感じる気配やふしぎな出来事はコビトのしわざだったことを知るストーリーです。
今展では、「こびとづかん」シリーズの原画やスケッチ、作家が自ら立体化したコビトフィギュアなどを紹介し、なばたとしたかの仕事の足跡をたどります。
何もないのに音がしたり、ふと気配を感じるのはコビトがそこにいるから!?・・・かもしれません。ふしぎな、でも身近なコビトの世界をお楽しみください。