タイトル等
遊馬 賢一 展
穏健にして絵画の本道
会場
名古屋画廊
会期
2024-04-19~2024-04-26
休催日
日・祝休廊
開催時間
11:00a.m.~6:00p.m.
(土曜日 12:00p.m.-5:00p.m.)
概要
■穏健にして絵画の本道 遊馬賢一展によせて
田口 貴久
1970年代の美術学生の多くは抽象絵画や幻想絵画など欧米の新しい潮流を追いかけていた。そうした状況の中で、自然に基づいた具象絵画を追及する遊馬賢一さんの姿に、穏健だが絵画の本道を追及する強い意思のある先輩だと感じていた。
大学院を修了した後もグループ展などで幾度もご一緒させていただいたが、作画への一貫した姿勢は全くブレることがない。色彩は徐々に鮮明になり、造形は厳しく高度なものになっていった。かつてポルトガルに取材した《光射す丘》は、明るい光の色面と影の明快なコントラストが魅力的な作品である。光と影が作り出す立体感を絵画平面に収める構成力には、画家としての成熟した力量が感じられた。
そして最近作の《公園の木立》には、背景と物の等価値性や木立の稜線の響き合いの巧みさが見られる。セザンヌ以降の西洋絵画の造形への研鑽を感じる一方で、“草木にも人格の様なものを見出す日本的な自然観”が浮かび上がっているのだ。
遊馬さん自身、「木にはその地を見渡してきた歴史があり、歳を経るほど存在感のある姿になっている」と語っている。眼前の風景の中に画家としての遊馬さん自身の成熟した未来の姿が重なり合うのだろう。(立軌会同人)
ホームページ
https://www.nagoyagallery.co.jp/publics/index/23/detail=1/b_id=88/r_id=1203#block88-1203
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
交通案内
【公共機関で…】
地下鉄東山線または鶴舞線で伏見駅下車(名古屋駅から地下鉄東山線で一駅)地下鉄伏見駅6番出口(御園座口)より直進約100メートル

【お車で…】
広小路伏見交差点を南へ約100m直進し、三蔵(みつくら)交差点の南西のカド ※お車は西隣の秋月パークをご利用ください。
ホームページ
https://www.nagoyagallery.co.jp/
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
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