今年の干支、辰年にちなみ当館所蔵の龍を描いた作品をご紹介します。
東京藝術大学出身の高岡香苗さんは中島千波さんの教え子で、現在横浜美術大学の講師を務めています。2019年に描いた《天龍》は約1.8m×3.6mという大作で、迫力のある龍が画面いっぱいに描かれています。顔はいかめしいというよりも、どこかとぼけてユーモラスな顔をしています。それというのも実はこの龍、高岡さんが飼っている犬がモデルとなっているのです。ぜひ愛らしい龍を見にお出かけください。
常設展示では小布施出身の日本画家・中島千波さんの花鳥画や、同じく小布施出身の金属造形作家・春山文典さんの自然をモチーフにした立体作品を季節ごとにご紹介しています。まだまだ寒い毎日が続いていますが、美術館で一足早い春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。