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タイトル等: 令和5年度美濃加茂市民ミュージアム現代美術レジデンスプログラム
瀬田哲司展
メダルのはなし―銀の植物と銀色の記憶―
会場: 美濃加茂市民ミュージアム
企画展示室・美術工芸展示室
会期: 2024-01-13～2024-02-25
休催日: 月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館)
1月15日|月|、22日|月|、29日|月|、2月5日|月|、13日|火|、19日|月|
開催時間: 9:00～17:00
観覧料: 無料
主催者: 美濃加茂市民ミュージアム
協賛・協力等: 企画協力|アートボランティア助成|公益財団法人せきしん地域振興協力基金
概要: 2009年春、私は植物を鋳造することに夢中だった。
蝋と一緒に燃やされた植物は細部まで再現され金属に置き換わった。
2013年秋、私は銀でメダルをつくり始めた。
銀に置き換わった植物は銀塩写真に似ていた。

美濃加茂市民ミュージアムでは開館以来、「芸術と自然」をテーマにした現代美術展を開催してきました。今年度は、東京藝術大学大学院美術研究科で鋳金を学び、国際的なメダルアーティストとして活躍する瀬田哲司(1960年-)を紹介します。
作家は1989年の美濃加茂彫刻シンポジウムに参加し、バイクの部品を鋳造した金属を埋め込んだ《ウは宇宙船のウ》を制作、作品は市内の前平公園に今も設置されています。現在は美濃加茂市美術展の審査員も務め、当市にゆかりの深い作家です。
90年代以降、作家は彫刻をはじめ絵画や写真など多様な表現を展開してきましたが、近年は種子や果実、葉や枝など植物を金属に置き換えてメダルにする作品を制作しています。メダルには採集した植物の学名や年月日などが刻印され、作家がその時その地に訪れて植物を採集したという記録にもなります。今回の展覧会に向けて作家は、当館を囲む森で見つけた身近な植物を原型にしたメダルを制作します。100点を超えるメダル作品とともに90年代に制作した植物の写真作品シリーズ、制作の原点となった80年代の小彫刻も展示します。また会期中、美濃加茂彫刻シンポジウムのアーカイブ展示も行います。手のひらに収まる小さなメダルは、輝きを放つ銀の質感と複雑な構造とが相俟って、神秘的な宇宙空間を想起させます。また一方で多数のメダルが並ぶ姿は、愛着を持って集められたコレクションのように、小さな植物への慈しみを掻き立てます。様々な見方を許し、観る者の目を楽しませてくれる瀬田哲司の世界をお楽しみ頂ければ幸いです。
イベント情報: 鋳造ワークショップ
森の素材を使ってブロンズのメダルを造形します。作品は作家が後日鋳造し、「ウは宇宙船のウ」美濃加茂彫刻シンポジウムアーカイブ展+鋳造ワークショップ作品展(2024年1月27日-2月18日)に展示します。
作品は2月20日以降にお返しします。
開催日:2024年1月14日|日| 10:00-12:00|申込期間:2023年11月21日|火|-12月12日|火|
会場:生活体験館まゆの家|参加料:1,000円|定員10名

「ウは宇宙船のウ」美濃加茂彫刻シンポジウムアーカイブ展+鋳造ワークショップ作品展
開催日:2024年1月27日|土|-2月18日|日| 9:00-17:00|
会場:みのかも文化の森展示ホール|観覧料:無料

アーティストトーク「彫刻シンポジウムを振り返る」
アーカイブ展を観覧の後、市内の前平公園(美濃加茂市前平町3-1)に移動して野外彫刻「ウは宇宙船のウ」を見学し、美濃加茂彫刻シンポジウム当時の様子を振り返ります。
開催日:2024年1月27日|土| 13:30-15:00|申込期間:2023年12月12日|火|-2024年1月14日|日|
集合場所:みのかも文化の森企画展示室(前平後援への移動は各自でお願いいたします。)
参加料:無料|定員20名

アーティストトーク「メダルアートを語る」
瀬田哲司が国内外で活動を展開しているメダルアートの世界についてお話しいただきます。
開催日:2024年2月3日|土| 13:30-15:00|申込方法:当日受付
会場:みのかも文化の森研修室|参加料:無料|定員40名
ホームページ: http://www.forest.minokamo.gifu.jp/tenrankai/2023/2023_12.cfm