つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間をつくり上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。
船橋を拠点に活動する千葉県在住の美術家 荒井恵子さんは、手漉(す)きの和紙と様々な色合いを持つ墨を制作のパートナーとし、それら一つ一つの個性に寄り添うように作品をつくり続けてきました。本プロジェクトでは、あたたかくしなやかな和紙の懐(ふところ)に包まれ、その手触りを楽しみ、白い紙の表面(おもて)で躍動する墨の醍醐味(だいごみ)を味わうための和の空間が、美術館の中に出現します。