タイトル等
開館50周年記念 特別展
漂泊の画家 不染鉄(ふせんてつ)
~理想郷を求めて
会場
奈良県立美術館
会期
2024-01-13~2024-03-10
休催日
月曜日 ただし、2月12日(月)と3月4日(月)は開館し、2月13日(火)は休館
開催時間
9時~17時
(入館は16時30分まで)
観覧料
一般=1200(1000)円/大・高生=1000(800)円/中・小生=800(600)円
*カッコ内は20名以上の団体料金
*身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方1人、外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方は無料でご覧頂けます。
主催者
奈良県立美術館
協賛・協力等
後援:NHK奈良放送局、奈良テレビ放送、奈良新聞社、西日本旅客鉄道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、奈良交通株式会社、公益社団法人奈良市観光協会、奈良県教育委員会
概要
不染鉄(ふせん・てつ 一八九一~一九七六)は、明治二十四年(一八九一)東京・小石川で生まれました。父親は浄土宗の僧侶でしたが、やがて絵描きを志すようになり、日本画家の山田敬中や日本美術院に学びます。その後一時は伊豆大島で漁師のような生活を送りますが、大正七年(一九一八)に京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)へ進学すると、在学中に帝展で初入選を果たし、同校を首席で卒業して以降も、画家として確かな足跡を残しました。
しかし戦後は、奈良・正強高校(現・奈良大学附属高等学校)の校長として請われたのを機に同地に居住し、画壇とは距離を置きながら独自の道を歩みます。郷愁漂う村落風景にはじまり、悠然とたたずむ富士の眺望や神聖な古寺の景観、そして神秘に満ちた海の風景から幻想的な夜の情景へと、遍歴を重ね、深まりを見せるその画境には、過去の想い出とともに、静穏な日々の営みを慈しむ、不染の理想郷的世界が投影されています。
当館ではこれまで、「純情の画家 不染鉄展」(一九九六年)、「幻の画家 不染鉄」(二〇一七年)と二度にわたり回顧展を開催し、その心に滲み入るような作品は、時代や世代を超え、人々に深い感動を呼び起こしました。開館五十周年を記念する本展では、再度の開催を待ち望む皆様からの声を受け、初期から晩年までの代表作を展示し、不染作品の魅力を改めて紹介いたします。
イベント情報
◆講演会「伊藤若冲と不染鉄の筋目描き~天才画家の秘密にせまる」
講師:青木芳昭氏(京都芸術大学大学院教授)
日時:2月18日(日)14時~(約90分)
場所:当館1Fレクチャールーム(定員60名)
※講演会は事前申込制です。詳細当館ホームページでご案内いたします。

◆美術講座「漂泊の画家 不染鉄」(仮題)
講師:松川綾子(当館指導学芸員)
日時:2月4日(日)14時~(約60分)
場所:当館1Fレクチャールーム(定員60名 当日13時15分から整理券配布、先着順)

◆当館学芸員によるギャラリートーク(作品解説)
日時:1月20日(土)、3月2日(土)14時~(約60分)
※詳細は当館ホームページをご確認ください。ご参加には当日の観覧券が必要です。
会場住所
〒630-8213
奈良県奈良市登大路町10-6
交通案内
近鉄奈良駅①番出口から徒歩5分
JR奈良駅から奈良交通バス「県庁前」下車、すぐ
ホームページ
https://www.pref.nara.jp/11842.htm
奈良県奈良市登大路町10-6
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