タイトル等
生誕130年 没後60年を越えて「須田国太郎の芸術―三つのまなざし―」展
会場
西宮市大谷記念美術館
会期
2024-03-02~2024-04-21
休催日
水曜日 ※ただし3月20日(水・祝)は開館、21日(木)は振替休館
開催時間
午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般1,200円、高大生600円、小中生400円
*前売料金は各200円引き、団体料金(20名以上)は各100円引き(いずれも税込価格)
*前売券はローソンLoppi(Lコード54206)で取り扱い、または当館にて販売(前売り券の販売は3月1日(金)まで)
*西宮市内在住の一般の方は1,000円、西宮市内在住65歳以上の方は600円(いずれも要証明書呈示)
*ココロンカード・のびのびパスポート呈示の小中生は無料
*心身に障がいのある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示)
主催者
公益財団法人 西宮市大谷記念美術館
協賛・協力等
共催/公益財団法人 きょうと視覚文化振興財団
概要
洋画家・須田国太郎(1891-1961)は、「東西の絵画の綜合」という壮大なテーマを掲げ、日本の精神文化に根差した日本本来の油彩画のありかたを追求し、近代絵画史に偉大な足跡を残しました。
京都に生まれ幼少時から絵画に親しんだ須田は、「東洋と西洋では、なぜ絵画が異なる方向で発達を遂げたのか?」という疑問を解明するために、京都帝国大学及び同大学院で美学・美術史を学びました。大学院に在学中には「絵画の理論と技巧」を研究テーマとし、同時に関西美術院でデッサンを学んでいます。
1919年28歳で渡欧し、スペインのマドリッドを拠点にヨーロッパ各地を訪れ、ヴェネツィア派の色彩理論やバロック絵画の明暗法など西洋絵画の底流をなすリアリズムの表現に関心を持ち、探求しました。1923年に帰国して、日本独自の油彩画を生み出そうと制作に励み、1932年41歳の時に初個展を開催しました。これを契機として、ヨーロッパ留学中に交流のあった里見勝蔵や川口軌外の誘いにより1934年に独立美術協会会員となりました。これ以後須田は、同協会展を活動の舞台とし、意欲的な作品を発表していきます。骨太で生命感溢れる作品群には、会得した理論に裏付けされた風格さえ宿しています。
本展では、初期から晩年に至る須田の代表作を中心に展観し、加えて彼が滞欧中に画家としての視点で捉えた写真の数々や能・狂言に関する造詣の深さを表出したデッサン等も展示し、須田国太郎芸術の新たな魅力を検証いたします。
イベント情報
■講演会「京都の洋画家須田国太郎」
【実施日】3月17日(日)14:00~15:30
【講 師】中谷至宏 氏(成安造形大学特任教授、京都市美術館/元離宮二条城事務所学芸アドバイザー)
【定 員】100名(小学生以上)
【申込方法】
2月18日(日)午前9時より電話(0798-33-0164)にて受付

■スライドトーク「展覧会解説 須田国太郎の芸術」
【実施日】3月24日(土)14:00~14:30
【講 師】枝松亜子(当館学芸課長)
【申込方法】申し込み不要

■ワークショップ「須田さんが描いたお能って? お能体験会」
須田国太郎が幼少時から親しんだ能・狂言。須田は、デッサンをはじめとした、多くの能に関連する作品を残しています。
今回のワークショップでは、作品に描かれた能の動きや、謡などを実際に体験していただきます。
【日時】3月31日(土)14:00~15:00
【講師】上田顕崇 氏(一般社団法人 瓦照苑 能楽観世流シテ方)
【対象】小学生(保護者の同伴が必要。保護者も入館料が必要です。)
【材料費】材料費:200円(税込、別途入館料が必要)
【定員】15名(応募多数の場合は抽選、1回の応募で2名まで)
【申込方法】
往復ハガキ(〒662-0952 西宮市中浜町4-38)またはメール(otaniws@otanimuseum.jp)に、参加者全員の氏名・年齢・住所・電話番号を明記。
重複での申込無効。3月14日(木)必着。
【講師プロフィール】
能楽師シテ方観世流。神戸の能楽師の家、上田家に生まれ、幼少の頃より能楽師としての研鑽を積む。「千歳」「石橋」「乱」等、披き物を始めとして様々な能を勤める他、フランス、インドでの公演等、国内外の公演に多数参加。

■第189回オータニミュージアムコンサート「チェロ&ピアノ デュオリサイタル」
【日時】4月7日(日)14:00~15:20
【出演】小棚木優(チェロ)、大西真衣(ピアノ)
【定員】100名(小学生以上)
【申込方法】3月17日(日)午前9時より電話(0798-33-0164)にて受付
*1回の申し込みで4名まで
*参加費は無料ですが入館料が必要です
*新型コロナウイルス感染拡大の状況により、中止や延期になることがあります。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/exhibition_240302.html
会場住所
〒662-0952
兵庫県西宮市中浜町4-38
交通案内
■ 公共交通機関で
●阪神沿線より (大阪方面より)
「西宮」で普通電車に乗り換え、次の駅「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●阪神沿線より (神戸方面から)
「御影」もしくは「芦屋」まで特急に乗車、普通電車に乗り換え「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●JR沿線より
「さくら夙川」下車。
国道2号線を西へ向かい、夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩15分。

●阪急沿線より
特急に乗車、「夙川」下車。
夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩18分。

■ お車で
美術館と国道43号線の間に専用駐車場(15台)がありますが、駐車まで長時間お待ちいただく場合もあります。
また近隣道路は駐車禁止です。
なるべく公共交通機関をご利用ください。

●大阪・京都方面から
阪神高速3号神戸線 武庫川出口 / 名神高速道路 西宮出口で神戸方面に向い、そのまま国道43号線を神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。

●神戸方面から
阪神高速3号神戸線 西宮出口を出て、そのまま国道43号線「戎前」交差点をUターンし神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/index.html
兵庫県西宮市中浜町4-38
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