タイトル等
芸術未来研究場展
芸術が未来に効く!

東京藝術大学は社会と共に未来のアートを創り出していきます。

芸術未来研究場は、ARTSをもっともっとひとりひとりの日常に、身近に、人の生きるエネルギーとして、気持ちを動かしてくれるARTSの力をあらゆる場で実践し、こころある人の暮らしを♡と共創し、ARTSで未来を創造していきます。
日比野克彦 東京藝術大学長 芸術未来研究場長
会場
東京藝術大学大学美術館
本館展示室3・4
会期
2023-11-10~2023-11-26
休催日
月曜休館
開催時間
10:00~17:00
(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
観覧無料・申込不要
主催者
東京藝術大学 芸術未来研究場、共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点(ケア&コミュニケーション領域)
協賛・協力等
監修:日比野克彦
協力:東京藝術大学大学美術館
概要
What is 「芸術未来研究場(GEIJYUTSU MIRAI KENNKYUJOU)」?

芸術未来研究場は、人が生きる力であるアートを根幹に据え、人類と地球のあるべき姿を探求するための組織として2023年4月に創設されました。閉じた施設としての「研究所」ではなく、様々なプレイヤーが集い、つながり、社会に開かれたアートを実践し、未来を共につくっていく場だから「研究場」と名付けています。

東京藝術大学は、伝統の継承と新しい表現の創造のための教育研究機関であると同時に、アートの未来を常に考え、様々なステークホルダーと共に社会を形づくる主体でもあります。アートの礎である「いまここにないものをイメージする力」は、世界を変え、未来をつくる力です。これまでにも、学部、学科、研究室単位では様々な学外の組織との協働がありましたが、今後は全学横断的にこれを推進していくことで、企業・官公庁・他の教育研究機関との連携を強化し、社会の様々な領域におけるアートの新たな価値や役割を増やしていきます。

また、こうした連携を実践する基盤として、芸術未来研究場では次の5つの領域を設定しました。

ケア・コミュニケーション…医療、福祉や地域コミュニティをはじめとするWell-beingな社会づくりにおけるアートの社会的価値を探求する。

アートDX…デジタル技術やICT技術を活用した教育研究を推進し、アートの可能性を拡げる。

クリエイティヴアーカイヴ…多様化する表現手法に対応した、アートの保存・継承と、新たな創造への活用に関する研究を推進する。

キュレーション…対話と協働を通してアートと現代社会との関係性を紡ぎ上げる人材の育成と実践研究。

芸術教育・リベラルアーツ…東京藝大における教育のあり方を探究しながら、より幅広い対象に芸術教育を拡げ、地域や年齢、社会的属性に関係なく、誰もが自身の人生の中にアートを感じられる社会づくりを推進する。

これらが互いに領域の枠を超えて混じり合い、芸術と社会の未来を切り拓く新たなプラットフォーム「芸術未来研究場」が、今ここからはじまります。

参加アーティスト/プロジェクト

秋田亮平+芸術情報センター、岩崎広大*、大原崇嘉*、
香川県・東京藝術大学 瀬戸内海分校、キュレーション教育研究センター、
共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点
(東京藝術大学桐山孝司研究室・株式会社オリィ研究所・株式会社QDレーザ・株式会社乃村工藝社・ヤマハ株式会社)、
高校生×秋本瑠理子*、桒原寿行*、クロエ•パレ・平河伴菜・アリウェン*、
杉浦瑛優・三宮柾名・ensemble souvenir*、Diversity on the Arts Project(DOOR)、
東京藝術大学音楽学部吉井瑞穂研究室 + 美術学部古川聖研究室*、取手アートプロジェクト*、
4roots 展開する世界*、藤田クレア+白石晃一+石川琢也*、浜田卓之*、日比野克彦、
古川聖・ウォルフガング ミュンヒ、本間悠暉*、丸山素直(他、東京藝術大学美術学部デザイン科学生・卒業生)*、
宮本凱土・ヨコミゾマコト・金暁星・加藤雄大・平松那奈子(東京藝術大学建築科大学院環境設計第二研究室)*、
未来創造継承センター

*…「I LOVE YOU」プロジェクトは、東京藝術大学が、芸術が持つ無限の可能性を社会に向けて伝え、実践によって示すために開始した、全学的なプロジェクトです。2023年はアートDX領域とケア&コミュニケーション領域で作品・研究を募集しました。

ケア&コミュニケーション領域「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」
…福祉・医療・テクノロジーと融合したアートコミュニケーションによって、誰もが「自分らしく」いられる共生社会の実現を目指します。薬ではなく、人々のつながりを処方する「文化的処方」の開発・社会実装で孤独孤立を解決します。
URL=https://kyoso.geidai.ac.jp/
イベント情報
イベント・ワークショップ
*会期中イベント・ライブ・ワークショップ等開催予定。申込方法など、詳細は決まり次第HPにて発表します。
*会場の記載がないものは東京藝術大学大学美術館で実施

11月10日(金) 16:30-17:30 [シンポジウム]
オープニングシンポジウム 「芸術は未来に効く!芸術未来研究場」
司会進行:日比野克彦、「芸術未来研究場」領域長

11月11日(土) 15:30-16:30 [ワークショップ][鑑賞]
「カメラで自分の「好き」をシェアしよう/撮影型鑑賞プログラム」①
共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点
(東京藝術大学桐山孝司研究室・株式会社QDレーザ・株式会社乃村工藝社)
目の見えるひと/見えにくいひとが一緒に、網膜投影型カメラキットを活用し、作品の鑑賞と、好きな箇所を撮影・共有する鑑賞プログラム。
*定員あり。申込方法や持ち物等詳細は公式ウェブサイトに掲載します。

11月12日(日) 15:00-16:00 [コンサート][体験]
みんなでつくる「インクルーシブ・ミュージッキング・コンサート」
音楽学部吉井瑞穂研究室 + 美術学部古川聖研究室
一番身近な先端機器スマホを用いた演奏会。オーボエなど生の楽器も一緒に演奏します。演奏の後参加者ご自身のスマホで体験も行います。

11月14日(火) 13:00-14:00 15:30-16:30 [演奏][ワークショップ]
「Sante Par la musique Ambiente -追憶の湯-中間発表」
杉浦 瑛優・三宮柾名・ensemble souvenir
「懐かしの童謡・歌謡曲メドレー」演奏のあと、参加者と演奏者、作曲家、研究者が対話を通じて、懐かしさを感じる音楽について、一緒に探究していきます。

11月15日(水) 14:00-16:00 [ライブペインティング]
「VRライブペインティングbyHIBINO」①
日比野克彦 協力:芸術情報センター
日比野克彦がVRペインティングで公開制作します。

11月18日(土) 14:00-16:00 [プレゼンテーション]
「現代の鳥獣戯画アートプロジェクト:高校生プレゼンテーション」
高校生(玉川学園)×秋本瑠璃子
展示作品を制作した高校生たちによる作品の背景についての発表に立ち会ってみませんか?

11月19日(日) 14:00-16:45 美術学部中央棟第1講義室 [シンポジウム]
キュレーション教育研究センター キックオフシンポジウム
「いま、キュレーションを問い直す」
逢坂恵理子(国立新美術館館長)、柳沢秀行(大原美術館学芸統括)、クァルテット・エクセルシオほか

11月19日(日) 14:30-17:00 [ワークショップ]
「つながる絵巻!スタンプワークショップ」
中学生・高校生×秋本瑠璃子
中学生高校生発案の、スタンプを使ったワークショップを開催します。
スタンプを押して(割印)もらうことで人との繋がりを可視化できるかという挑戦です。

11月21日(火) 11:00-12:30 [オンラインツアー]
「あしたの郊外エクスカーション:取手の現在地ツアー」
取手アートプロジェクト
社会や活動の変化に応じて形を変えながら郊外都市で展開してきたプロジェクトの現在地と、そこにつながる市内のアートポイントをオンラインで訪問します。

11月21日(火) 15:30-16:30 [ワークショップ][鑑賞]
「カメラで自分の「好き」をシェアしよう/撮影型鑑賞プログラム」②

11月22日(水) 10:30-11:30 [ワークショップ][鑑賞]
「カメラで自分の「好き」をシェアしよう/撮影型鑑賞プログラム」③

11月23日(木・祝) 14:00-16:00 [シンポジウム]
「坂本龍一が見た風景と聴いた音:東京藝術大学小泉文夫記念資料室を中心に」
未来創造継承センター

11月25日(土) 14:30-16:30 [オンラインツアー]
「芸術未来研究場 海は人を愛する「くらし⇆うみ」①
香川県・東京藝術大学 瀬戸内海分校プロジェクト
アーティストと、香川県の高校生・大学生らがチームを組み、フィールドワークや作品制作、展覧会準備を行いました。瀬戸内海歴史民俗資料館の学芸員とアーティストたちによる作品紹介を交えたオンラインのミュージアムツアーを開催します。最後には香川県の中学生・高校生・大学生たちによる生配信パフォーマンスもあります。
14:30-15:00 遠隔パフォーマンス/15:00-16:30 双方向ミュージアムツアー アーティストたちによる作品紹介

11月26日(日) 10:00-13:00 [ライブペインティング]
「VRライブペインティングbyHIBINO」②
14:30-16:30 [オンラインツアー]
「芸術未来研究場 海は人を愛する「くらし⇆うみ」②

その他ワークショップ・イベント
「インクルーシブ・ミュージッキング・コンサートワークショップ」、「だれでもピアノR」などを行います。
ホームページ
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2023/11/gmk2023.html
展覧会問合せ先
050-5541-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
交通案内
JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線根津駅(1番出口)より徒歩10分
京成上野駅(正面口)、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅(7番出口)より徒歩15分
JR上野駅公園口から台東区循環バス「東西めぐりん」(東京芸術大学経由)で4分、停留所「東京芸術大学」下車(30分間隔)
ホームページ
https://museum.geidai.ac.jp
東京都台東区上野公園12-8
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