『Cyclopses in Doubt, Observing the West キュクロプスの疑念、西洋を見つめる』
会場
東京画廊+BTAP
会期
2023-11-18~2023-12-23
休催日
日、月、祝
開催時間
12:00~18:00
概要
東京画廊+BTAPは、11月18日よりイラン人アーティスト、シャプール・プーヤンの日本初個展『Cyclopses in Doubt, Observing the West キュクロプスの疑念、西洋を見つめる』を開催いたします。多才なアーティストとして知られるプーヤンの作品は、ジェッダ・ビエンナーレ(サウジアラビア、2023年)、ヘイワード・ギャラリー(2022年)、ヴィクトリア&アルバート美術館(2021年)、ペラ美術館(トルコ、2020年)、ルービン美術館(アメリカ、2020年)、大英博物館(2017年)など、世界の美術館の展覧会や国際展で紹介されています。
シャプールの主要作品は政治的な問題を扱っていますが、それとは対照的に、《The First Brick 最初のレンガ》はとりわけ間口の広い、多くの潜在的可能性を秘めた作品です。建築的諸要素はプーヤン作品における中心的な視覚モチーフおよび言語を構成しており、歴史、社会、権力、文化や物質的条件とさまざまに交差します。簡素なレンガや粘土の構造物は、多くの文明において人間が最初に造った家屋の材料であり、実際、人間関係や社会的枠組みの基礎となっています。シャプールがある建築的構造を創始する最初のブロックを制作するのは、それを通じて粘土のもつ意味を呼び起こし、この第一ピースの将来的拡張へとコレクターを誘うためなのです。