タイトル等
廣瀬智央
月の裏側
会場
小山登美夫ギャラリー天王洲
会期
2023-11-18~2023-12-09
休催日
日月祝 休
開催時間
11:00~18:00
概要
展覧会について

「月の裏側」L'AUTRE FACE DE LA LUNE : 不可視な、不思議な世界について

小山登美夫ギャラリー天王洲の展示では、「ビーンズ・コスモス」シリーズの新作を中心に、数点の彫刻作品を構成した展示を行います。

2000年にはじめて作品化された「ビーンズ・コスモス」は、現在も少しづつ緩やかに深化しています。私は豆という食材に出会い、そこに宇宙を 感じて以来、豆の存在に愛しささえ感じています。豆は質素な食材ながら栄養豊富で滋味深く「貧しいのに豊か」であり、古来より両義的で不思議な存在として世界中のさまざまな伝説に登場してきました。

今回の展示でもこの小さな豆を出発点として、不可視な、不思議な世界を巡る小さな想像力の旅に出てみたいと思います。 身近な豆が広大な宇宙 と結びついたりと、人は想像力を働かせることで無限の旅に出ることができます。かつて人類は、月を見ながら決して見ることができなかった月の裏側について想いを馳せました。

1959年、旧ソ連の月探査機「ルナ3号」が初めて月の裏側の様子の撮影に成功し月の裏側が可視化されました。そして、月の裏側の表情が明らかに なり、その後の探索や研究によって地質が解明されたり、月の成り立ちなどさまざまな仮説も生まれますが、月の存在そのものはいまだ謎のままなのです。

見えている世界の向こう側に在る不可視な世界ほど不思議なことはありません。見ることができなかった「月の裏側」を見たいという好奇心のように、何げない日常性の中に膨大な宇宙と不思議な世界を見出そうとしたりと、私のアート活動は決して到達点に達することなく、未完のまま深化しています。

関連企画として、森岡書店にてモノグラフィー発刊記念の展示も同時開催します。また、同時期に開催中の長野県立美術館の展覧会「みかんの旅」では、さまざまな感覚を使って鑑賞する小さな企画展にて、「嗅覚」という感覚に焦点を当 てながら、現在進行中のアートプロジェクト「コモンズ農園」をご紹介します。これらのアート活動を通じて、美術作品としての新たな価値、生きていく上での新しい価値観の創出や精神的な豊かさを考えていきます。
ー廣瀬智央ー
イベント情報
オープ二ングレセプション :11月18日[土]17:00-19:00
ホームページ
http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/hirose2023/
展覧会問合せ先
プレスに関するお問い合わせ先
Tel: 03-6459-4030 (小山登美夫ギャラリー オフィス)
Email: press@tomiokoyamagallery.com
(プレス担当:岡戸麻希子)
会場住所
〒140-0002
東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex I 4F
東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex I 4F
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