当館は、陶芸や漆芸、金工、染織など伝統工芸が盛んな石川県において、工芸の新たな分野と期待されたガラス芸術の情報発信基地となるべく、石川県の協力のもと旧能登島町により設置されました。開館に向けて中国清朝ガラスと20世紀の巨匠のデザインを基に制作されたイタリアのガラス造形作品(石川県からの寄託)を収蔵し、屋外庭園には大型ガラス彫刻作品を設置して、1991年7月にオープン。以降、30年以上におよぶ収集活動(購入や寄贈、寄託)によって、国内外で活躍する現代作家の作品も充実してきています。本展では収蔵品から優品を紹介し、コレクション形成のあゆみをご覧いただきます。