全てがダンボールからできている。
総勢130点を超える生きものたちが、尼崎へやってくる!
玉田 多紀は、古紙ダンボールを制作の素材とする造形作家です。
ダンボールの強度と柔軟性に魅了され、15年以上にわたって制作を続けています。その手法は特徴的で、ダンボールをそのまま使うだけではなく、水につけてパルプにまで還元することで粘土のように造形しています。
恐竜・ライオン・オランウータン・クジラなど多様な生き物をモチーフに、巨大な体を支える固い芯材、凹凸のある表皮、羽・鱗の1枚まで、その全てがダンボールからできています。
近年は絶滅危惧種をテーマに制作発表するなど、現代社会の多様な問題に目を向けている玉田さん。その作品からは、私たちにさまざまな「物語」を感じさせます。
生き物の造形美に満ちた迫力あふれる立体作品が、ダイナミックに空間を構成します。玉田多紀のダンボールの生き物たちを、ぜひご覧ください!