衣(い)・食(しょく)・住(じゅう)は人間が生活をしていく基本(きほん)となるものです。そして、衣食住を含む「くらし」の様子(ようす)は時代(じだい)とともに変化(へんか)していきます。特(とく)に昭和期(しょうわき)は、不景気(ふけいき)や戦争(せんそう)など多くの困難(こんなん)を乗(の)り越(こ)え次第(しだい)に世(よ)の中が豊(ゆた)かになっていく時代です。電化製品(でんかせいひん)が登場(とうじょう)し広く家庭で使(つか)われることで、手作業(てさぎょう)で行われていた家事(かじ)に時間がかからなくなっていきました。
本展(ほんてん)では、衣類(いるい)・食物(しょくもつ)・住居(じゅうきょ)の三つのテーマに着目(ちゃくもく)し、昭和期を中心にその前後の時代と比較(ひかく)しながら、当時(とうじ)使用(しよう)されていた生活道具(どうぐ)を紹介(しょうかい)します。