当館開館25周年を記念し、細密工芸品と日本画、日本洋画コレクションから花と鳥をテーマに展覧会を開催します。桜や菊、牡丹といった四季折々の花々、愛らしい小鳥や優雅な鳳凰、吉祥の図柄として好まれた鶴など、これらはいつの時代も日本人が愛してやまない題材でした。本展覧会では、当館収蔵品より江戸時代の絵画から明治・大正期の工芸まで、花と鳥が表現された幅広い作品をご紹介します。これに加え特別出品として、江戸時代の異色の画家・伊藤若沖の«樹花鳥獣図屏風»(高精細複製画)[静岡県立美術館蔵]と、金地の大画面に鶴の群れを描いた石田幽汀の«群鶴図屏風»[静岡県立美術館蔵](※)をご覧いただきます。 (※)展示期間=5月20日[土]~6月18日[日])
掛川の観光スポットとして多くの人々に親しまれる掛川花鳥園も今年開園20周年を迎えます。展覧会では掛川花鳥園とコラボし、園で人気の鳥の写真展示も行います。
職人技ともいえる工芸の緻密な細工から華やかな日本画、日本洋画、そして掛川花鳥園の人気ものたちの写真まで、魅力あふれる花と鳥の世界をお楽しみください。