小布施出身の金属造形作家、春山文典氏(1945年生まれ)が、令和元年に日本藝術院会員に就任したことを記念して、初期の作品から現在までの制作の全貌をご紹介します。
東京藝術大学美術学部工芸科、同大学院美術研究科で学び、アルミニウム・ブロンズなどの硬く重い金属を鋳金という技法を使って自然から受けた印象を抽象的に表現し、際立った個性と存在感を示しています。風・樹・水・宙といった壮大な自然の表情を金属で軽やかに表現した作品をゆっくりとお楽しみください。
なお、併設する中島千波館では中島千波の代名詞ともいえる桜の屏風や、季節の花々を描いた金屏風などを展示します。美しい花々に彩られた心安らぐ空間をお楽しみください。