タイトル等
市民ギャラリー企画展 小樽運河100年 沈黙の風景
木嶋良治
運河を描き続けて
会場
市立小樽美術館
市民ギャラリー・多目的ギャラリー
会期
2023-04-26~2023-05-14
休催日
月曜日、祝日振替休館:5/2、9、10、11
開催時間
10:00~17:00
(最終日は16:00終了)
観覧料
観覧無料
協賛・協力等
協賛:市立小樽美術館協力会
概要
故郷小樽を中心に、「北方性」と「雪」をテーマに描き続けてきた画家、木嶋良治。
その画業のなかで、特に1970年代から取り組まれた小樽運河は、木嶋のライフワークとなりました。大学進学を目前に、結核で胸を病んだ木嶋は、休学中の挫折感から運河を散策し、孤独のなか絵を描くことで、心の傷を癒しました。
運河の水面に映し出される建物の影は、鏡に映ったように美しく見え、木嶋は年月を経て澱んだなかに繊細な美しさを発見していきます。水面は自身の心の内側を表す鏡でもあり、その時々の心のありようが反映されました。その後小樽を離れて、運河が埋め立てられても、感情や思考を自由に表現できる運河は、題材として切り離すことはできず、たびたび訪れては大作が描かれ、代表作が生み出されます。原風景として描き続けた運河は、やがて「水と建物」にフォーカスされ、さらに近年は運河に面して建つ北海製罐や軟石の倉庫群が水辺に落とす「影」そのものをテーマにしています。
一方で、長期海外取材の旅でモチーフの広がりも見せました。ヴェネツィアの運河によって“水辺に落ちる建物の影”は、画面のなかで緊密に構成され、一層高い完成度を示しています。

本展は、小樽運河 100年を記念し、簡潔な構成と詩のような叙情性をあわせもつ独特の風景画を確立した、木嶋良治の世界を展覧するものです。
ホームページ
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2023021700030/
会場住所
〒047-0031
北海道小樽市色内1-9-5
交通案内
○JR小樽駅から 徒歩でおよそ10分
(国道5号線を札幌方向へ進み、産業会館の交差点を海側方向へ左折。手宮線跡地及び日銀金融資料館の近くです)

○中央バス「本局前」バス停から 徒歩でおよそ5分
ホームページ
https://www.city.otaru.lg.jp/categories/bunya/shisetsu/bunka_kanko/bijyutsukan/
北海道小樽市色内1-9-5
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