タイトル等
所蔵作品による小企画展
みなもをめぐる
― 水の表現を味わう
鑑賞の海に漕ぎ出そう
会場
鹿児島市立美術館
会期
2023-05-30~2023-07-23
休催日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催時間
9:30~18:00
(入館は17:30まで)
観覧料
一般300円、高大生200円、小中生150円
※観覧料は所蔵品展と共通。年間パスポートでもご覧いただけます。
※毎月第3日曜日は小・中学生の所蔵品展・小企画展の観覧料が無料です。
概要
古代ギリシャやローマでは、「火」「空気」「土」とならんで世界を構成するものの一つと考えられていた水は、わたしたちが生きていくうえで欠かせないものです。これまで世界中の芸術家によって、さまざまな主題の中で川や海、雨などの情景として表現されてきました。水が見せる表情は、地勢や時間、天候によって、ゆるやかな流れやしぶきをあげる激しい流れ、淀み、凪、さざ波、荒波、うずまく波と実に変容きわまりありません。それは多くの芸術家の創作意欲を刺激し、風景画や歴史画、豊かな装飾性による意匠の中に、優れた技巧や多彩な表現としてみることができます。
本展では、当館が所蔵する水と結びつきのある作品群の中から、水の表面を意味する「みなも」に焦点を当て、3つのテーマでご紹介します。第1章「生活をめぐる」では、釣りを楽しむ渓流や湯あみ、都市を流れる河川など人々の生活と関わりのある「みなも」をめぐります。第2章「水景をめぐる」では、今はもう存在しないかもしれない、かつて作家が訪れ心惹かれ描いた国内外の風景を、時空を超えてめぐります。第3章「様式・意匠をめぐる」では、様式化された日本的な水の表現や定まった形を持たない水というモティーフにさまざまな輪郭を与え、デザイン化された意匠をめぐります。
会場内のいろいろな「みなも」をめぐりながら、水の表現に投影された心情や美しさ、表現技巧など、幅広い視点で鑑賞をお楽しみいただけると幸いです。
イベント情報
ギャラリートーク(対話型鑑賞)
6月3日(土)、17日(土)、7月1日(土)、16日(日)
各回14:00~15:00
会場:2階・企画展示室
※申込不要(先着10名)
常設展観覧券が必要です。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-r5kikaku2.html
会場住所
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
交通案内
公共交通機関で来館の場合
■ カゴシマシティビューバス「西郷銅像前」下車、徒歩1分。
■ 市電「朝日通」、バス「金生町」下車、徒歩5分。
■ 鹿児島本線 鹿児島中央駅より、車で10分。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
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