タイトル等
福山城築城400年記念協賛事業
特別展
名刀 江雪左文字―江雪斎、家康、頼宣が愛した刀の物語―
会場
ふくやま美術館
1階企画展示室
会期
2023-02-04~2023-03-19
【前期】2月26日(日)まで 【後期】2月28日(火)から
休催日
月曜日
開催時間
9:30~17:00
観覧料
一般1,000円(800円) 高校生以下無料
※( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金
前売り券は、ふくやま美術館ミュージアムショップ、JR福山駅観光案内所、ローソンチケット[Lコード:63624]などで2023年2月3日(金)まで販売。前売り券販売所の詳細、観覧料の減免・割引はふくやま美術館ホームページで確認、またはふくやま美術館にお問い合わせください。
主催者
(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社
概要
ふくやま美術館が所蔵する国宝「太刀 銘筑州住左(号江雪左文字)」は、南北朝時代に筑前国の刀工である左文字によって作られた太刀です。
北条氏の武将であった板部岡江雪斎の愛刀として知られており、のちに江雪斎が徳川家康の家臣となったため、家康の所有するところとなりました。さらに家康は、十男である徳川頼宣に「江雪左文字」を与え、頼宣はこの太刀を佩いて大坂冬の陣の初陣に臨んだと伝えられています。その後、頼宣が紀州藩の初代藩主となったこともあり、紀州徳川家では、初代頼宣の佩刀として「江雪左文字」を大切に守り継いできたようです。昭和8年(1933)には旧国宝に指定され、昭和9年(1934)まで紀州徳川家に伝わっていましたが、ついに売却され、長尾美術館の所蔵となりました。その後、福山市名誉市民である小松安弘氏の所有となり、平成30年(2018)にふくやま美術館に寄贈され、現在に至っています。
このように、有名な武将の手を経てきた「江雪左文字」の伝来経緯は、それ自体が伝説的で、一つの太刀が、天下の名刀となっていく過程を如実に物語るものです。一方で、刀剣は、ときに贈答品として用いられることもあれば、所有者に合わせて「カスタマイズ」されることもあるなど、持つ人の思い入れや、美意識をあらわすものともいえるでしょう。
本展では、かつての持ち主たちが愛した品々とともに「江雪左文字」を展観し、「江雪左文字」やその付属品からわかることを丁寧に検証しながら、この太刀に秘められた物語を紐解きます。
イベント情報
1)記念講演会「徳川頼宣の初陣具足と江雪左文字―家康が託した思いとともに―」
講師:安永 拓世(東京文化財研究所・広領域研究室長)
日時:2023年2月5日(日)14:00~
会場:ふくやま美術館1階ホール
定員:100名
*事前応募不要、先着順、聴講無料

2)学芸員による講演会「名刀江雪左文字―失われた付属品を求めて―」
講師:月村 紀乃(当館学芸員)
日時:2023年2月26日(日)14:00~
会場:ふくやま美術館1階ホール
定員:100名
*事前応募不要、先着順、聴講無料

3)ワークショップ・短期実技講座A「わたしの香り袋づくり~家康も愛した香木の世界~」
江雪左文字を所有した徳川家康は、大のお香好きでもありました。家康にあやかり、様々な種類のお香を調合して、自分だけの香り袋を作ります。
講師:高橋 良昌(高橋佛檀店 店主)
日時:2023年2月18日(土)①10:30~11:30 ②13:30~14:30
会場:ふくやま美術館2階 工芸版画室
受講料:1,000円
定員:各回15名 *応募者多数の場合抽選
対象:高校生以上
応募方法:往復ハガキまたは市HP電子申請システム(1/2(月・休)から受付開始)に「イベント名」「郵便番号」「住所」「電話番号」「名前」「参加希望時間」を記入し、ご応募ください。
*1通につき1名
応募締切:2023年1月31日(火)必着
応募先:〒720-0067 広島県福山市西町二丁目4番3号 ふくやま美術館

4)学芸員によるギャラリートーク
日時:2023年2月11日(土・祝)、3月5日(日)、3月12日(日)各日14:00~
会場:ふくやま美術館1階企画展示室
*事前応募不要、特別展観覧券が必要
ホームページ
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/282596.html
会場住所
〒720-0067
広島県福山市西町2-4-3
交通案内
●JR福山駅北口から西へ約400m
●山陽自動車道「福山東I.C」から車で西へ約20分
ホームページ
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/
広島県福山市西町2-4-3
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索