タイトル等
柳宗悦唯一の内弟子
鈴木繁男展
―手と眼の創作
会場
日本民藝館
会期
2024-01-14~2024-03-20
休催日
月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
開催時間
10:00~17:00
(入館は閉館30分前まで)
西館公開日(旧日柳宗悦邸)・会期中の第2水曜、第2土曜、第3水曜、第3土曜(開館時間10:00-16:30、入館は16:00まで)
観覧料
一般1200円、大高生700円、中小生200円
概要
金蒔絵師の長男として静岡市に生まれた鈴木繁男(すずきしげお)(1914-2003)は幼少期から漆芸を仕込まれ、模様を生む能力を育んでいました。その才能をいち早く認めた柳宗悦(やなぎむねよし)(1889-1961)は唯一の内弟子として1935年に鈴木を入門させます。柳から工芸や直観について厳しく教育され、開館前の日本民藝館陳列ケースや展示台への拭漆塗りなどもおこないました。鈴木の仕事が初めて衆目を集めたのは雑誌『工藝』の装幀で、和紙に漆で描かれたその表紙は、多くの民藝運動の関係者や読者を驚かせたのです。
その後、沖縄県・壼屋(つぼや)の素地(きじ)に上絵を付けたことで始まる陶磁器制作は、愛媛県・砥部(とべ)や愛知県・瀬戸本業窯(せとほんぎょうがま)などの伝統的な産地や、地元静岡県・磐田(いわた)に築いた窯で、彩り豊かな花を咲かせました。そして、柳著作の装幀、各種の漆絵、名号(みょうごう)などの文字、樺細工(かばざいく)やポスターの意匠など、多岐な分野で優れた作品を残していきます。
鈴木作品の特質は、筆や型を用いて施された模様の独自性でしょう。古今の工芸品から滋養分を受取り、それを十分に咀嚼して生んだ品格ある模様は、今も燦然たる光彩を放っています。また、柳に鍛えられた眼による創造も忘れてはなりません。鈴木が蒐めた古作の優品は当館のコレクションにも散見でき、それは、所蔵品の中で確かな位置を占めています。本展は没後20年の節目に合わせ、これまで認知されることの少なかった工芸家・鈴木繁男の手と眼による創作を提示し、約半世紀にわたる多彩な仕事を顕彰するものです。
イベント情報
記念講演会「鈴木繁男先生の思い出」
|講師・柴田雅章(作陶家)
|2024年3月16日(土)
|料金・300円(入館料別、要電話予約)

記念図録『鈴木繁男 手と眼の創作』(予価・税込2,750円)
日本民藝館ミュージアムショップ、またはオンラインショップでお買い求め頂けます
ホームページ
https://mingeikan.or.jp/exhibition/special/?lang=ja
会場住所
〒153-0041
東京都目黒区駒場4-3-33
交通案内
電車をご利用の場合
・京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分
・小田急線「東北沢駅」南口から徒歩15分

バスをご利用の場合
※バスは本数が少ないためご利用の際はご注意ください。
・渋谷駅西口バス乗り場より
東急バス
渋55系統 代々木上原・東北沢経由幡ヶ谷折返所行き
「代々木上原」下車 徒歩8分

お車をご利用の場合
・駐車台数に限りがございますので(3台)、なるべく公共の交通機関をご利用願います。
・環状6号線(山手通り)の三叉交差点(東大裏門付近、ガソリンスタンド有り)を東北沢方面へ向かう道に入り、上原二丁目の信号機を左折、突き当たりを右折しますと間もなく右側にあるのが日本民藝館、左側が駐車場となっております。
・周辺道路が狭く一方通行のため、通行は中型バスまでが可能です。大型バスでお越しの際は事前にご連絡下さい。
ホームページ
https://www.mingeikan.or.jp/
東京都目黒区駒場4-3-33
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