パンデミックを経験し、私たちは新たな「日常」を取り入れてはいくつかを元に戻しながら、日々歩んできました。変化のただなかで私たちは今どこにいて、どこへ向かおうとしているのか――本展では、パンデミックによりあらためて問題があらわとなった自然と人との関係、そして人と人との結びつきをテーマに、過去と未来の狭間でおぼろげな輪郭をもつ私たちの現在地を探ります。
8人のアーティストたちが、かつてあった「昨日の名残」と、これからを予感させる「明日の気配」を鋭敏に感じ取り表現する作品には、今をとらえ明日に向かうヒントが隠されています。