「陶芸を論理的に解き明かしてみよう」と、陶芸が本来持っている意味を探るべく、真摯に自問自答しながら制作を続けている五味謙二さん。
今思うこと、、、
「制作を続けてきて、自分の代表作となったオブジェが生まれました。
そして陶芸を自分なりに理解したことで、楽しんで作るとういう事を知りました」と。
土という素材と焼き方にこだわった抽象的な造形から、何かに見えるような形、異なる質感の組合せなど、自分が得た技術の推移を活かして制作する面白さを感じているようです。
「楽しむという違う意識を会得した事で、今までの視点との両立がバランスが良くなりました」と話す、最近の五味さん。
2018年開催の展覧会のテーマ「土具」の延長線上、「だっこ園」という五味さん流造語の楽園のようです。