夏休みに合わせて小中学生を対象に開催している「夏休み企画〈入門〉アートの疑問」では、美術の中の様々な要素やテーマを取り上げて作品を紹介してきました。今回の展覧会では、作中に描かれた「いきもの」の姿に注目します。
古来より人々は、美術品の中に動物や魚など様々ないきものを表してきました。本展では、収蔵作品の中から、季節の風景に描かれたいきもの、戦場にいるいきもの、版画に表された幻想的ないきものなど、多様ないきものの姿をご紹介します。そして、作品の中のいきものたちを見つめることで、人といきものの関係性について考えます。
会場では、楽しんで鑑賞するためのワークシートを無料で配布するほか、鑑賞の糸口となるようなキッズガイドも掲示します。
個性豊かに表現されたいきものたちが、作品の魅力に迫るきっかけとなれば幸いです。