吉野石膏コレクションは吉野石膏株式会社と吉野石膏美術振興財団が所蔵する絵画の総称です。天童市美術館では256点の日本画の寄託を受けており、定期的にコレクション展を開催しています。令和4年度第1期の展示として90点の作品を選ばせていただきました。展示作品として現在、NHK大河ドラマで話題になっている治承・寿永の乱に登場する武将をテーマにした作品、《那須与一》、《熊谷》、《宇治川》(いずれも前田青邨)や涼しげな滝を主題にした《緑畑響瀧》岩澤重夫、《滝の音》東山魁夷、長良川の鵜飼いを描いた《篝火》加藤東一、加山又造が描いた『中央公論』表紙絵1年分(1979年)などを予定しております。近代から現代にいたる日本絵画の名作をぜひお楽しみください。