タイトル等
―春の特別展―
『白樺』創刊110年
文学の道―13年5ヶ月の軌跡―
会場
調布市武者小路実篤記念館
会期
2021-04-24~2021-06-13
※新型コロナウイルス感染拡大状況によって事業内容を変更・中止する場合があります。
休催日
月曜日(ただし5月3日は開館、5月6日は休館)
開催時間
9:00~17:00
観覧料
大人200円 小・中学生100円
概要
1910(明治43)年4月、武者小路実篤や志賀直哉ら学習院の同窓生が中心となって創刊した同人雑誌『白樺』は、関東大震災の影響を受け1923(大正12)年8月号で終刊するまでの13 年5ヶ月の間で、160冊が刊行されました。
参加した同人には、実篤と志賀のほか、有島武郎、里見弴、木下利玄などの文学者がおり、「白樺」は彼らが世に出るきっかけとなった、日本近代文学を語る上で欠くことのできない雑誌です。
『白樺』は個々人が己の「書きたいものを書く場」であったため、同人たちの思想や作品は様々で、一概にその文学的特色を明言できるものではありません。しかし中心となった実篤の作品・思想の影響もあり、雑誌全体のカラーは当時から「人道主義」と称され、自然主義が席巻していた文壇に新しい波を起こすこととなりました。
またこうした文学の分野だけでなく、毎号美術作品の図版を載せるなど、美術の分野にも多大な影響を与えた雑誌『白樺』。2020(令和2)年、創刊から110年を迎えたことを機会に、『白樺』の活動とその影響を「文学」を中心として紹介します。
本展は『白樺』同人たちがどのように文学の道を志し、日本文壇で評価を得てきたのか、何を学び、作品に生かしてきたのか。明治末期から関東大震災までという、大正時代を貫いたその活動を当時の社会の様子を踏まえご紹介します。
イベント情報
関連事業
■文学講座
「『白樺』派評価の大きな転換点 ―本多秋五の批評を中心に―」
『白樺』終刊後から戦後まで、『白樺』派の文学は批評や研究の対象としてあまり顧みられなくなっていました。そんな中、戦後再び『白樺』に光を当てたのが、本多秋五を中心とした評論家たちです。彼らが『白樺』をどのように再評価・再発見したのか、武者小路実篤を中心にお話しいただきます。
講師:瀧田 浩氏(二松学舎大学教授)
日時:5月30日(日)午後1時30分~3時
会場:調布市東部公民館 参加費:220円
申込み:往復葉書で実篤記念館まで。 ※5月16日(日)必着 応募多数抽選。詳細は実篤記念館へ

■展示解説
日時:5月8日(土)、6月4日(金)午後1時30分から45分間程度
解説:清水想史(本展担当学芸員)
申込み:入場料のみ、当日直接会場へ

■『白樺』マスキングテープ」発売 (詳細は実篤記念館へ)
展示替え情報
*期間中に一部資料の入替えを行います。
会場住所
〒182-0003
東京都調布市若葉町1-8-30
交通案内
<京王線>
仙川駅 または つつじヶ丘駅下車 徒歩10分

<小田急線>
成城学園前駅より 「調布駅」、または「神代団地」行バス、稲荷前下車 徒歩5分

<お車の場合>
周辺道路が狭いため、中・大型バスをご利用の場合は事前にお問い合わせください。
ホームページ
https://www.mushakoji.org
東京都調布市若葉町1-8-30
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