富士山は時々刻々とその姿を変えて行きます。
まだ月が残る未明
陽が昇り富士山が赤く染まる瞬間
爽やかな朝
総てのものが活動する日中
陽が傾き静かな夕刻
そして日没。
家々に灯がともり
やがて月や星が空を支配する夜の富士山となります。
ある画家はそれら時の流れの中の一刻の富士山を切り取り、その姿を丹念に描きます。
別の画家はその時々の富士山の姿を心の中であたため、自分なりの富士山を作り上げて描きます。
富士山は季節によって雪・花・緑の服を身に纏(まと)い、そのヴァリエーションを豊かにして人々の期待と希望を受け止めます。
この様な富士の姿を「富士山24時」と題して、画家の夫々の想いがこもった富士山の絵画を展示しました
ごゆっくりご鑑賞下さい。