このたび笠岡市立竹喬美術館では、名都美術館名品展を開催します。林美術財団が運営する名都美術館は、愛知県長久手に位置し、財団の創立者である林軍一氏が30年余りをかけて収集したコレクションを、広く一般に公開するために1987年に開館した美術館です。近現代の日本画を中心に所蔵しており、横山大観や橋本関雪、川合玉堂、東山魁夷、平山郁夫といった近現代を代表する画家の作品を網羅的に数多く所蔵しています。なかでも、上村松園や鏑木清方、伊藤深水、伊藤小坡などの美人画コレクションは、充実した内容を誇っており、個人が収集したコレクションとしては、希に見る秀逸なコレクション群を形成しています。
本展覧会では、名都美術館のコレクションの中から選りすぐりの作品69点を紹介し、優艶な近現代日本画をご堪能いただきます。