令和2年9月9日(土)から11月3日(火・祝)まで1階でコレクション展Ⅱと2階で収蔵企画展を開催いたします。
呉市立美術館は、呉市が海と深くかかわりながら発展した歴史を持つことから、「海の恵み、海と共に生きる人々の生活・情景」をテーマにした写真コレクションを収蔵しています。今展覧会では、日本を代表する写真家たち18名が戦後から平成初期にかけて撮影した、日々の営み、信仰、自然の猛威など海に関わる89点を紹介します。また、呉市出身の写真家・迫幸一(1918年~2010年)と福田全伸(1933年~2011年)2人の代表的作品をあわせて展示しています。
同時開催している、2階収蔵企画展の展示にあわせ、「+αで見る すずさんが生きた時代、そして呉」として、緑川洋一(1915年~2001年)の《呉海軍工廠被爆》シリーズ12点、《巨大タンカー誕生》シリーズ18点を紹介します。
この作品シリーズは、壊滅的な被害を受けた呉海軍工廠が、戦後その技術を生かし、呉の経済を再生させた民間資本の造船工場へと転換した姿を撮影した記録的写真です。あわせてご鑑賞ください。(収蔵企画展の入館料でコレクション展Ⅱをご覧いただけます。)