ドールハウス作家・研究家の第一人者であった礒貝吉紀氏(1933-2011)の作品が一堂に! 2017年に寄贈された作品の他、愛娘のために制作した「けいこの家」を特別展示。また、闘病中に制作していた未完の遺作「テレビ局のスタジオ(仮称)」を初公開します。
民放テレビ局に勤務していた礒貝吉紀(1933-2011)氏は、約50年前に欧州のドールハウスに巡りあい、独自に取材調査を始めます。作家・研究家として活動と交流を広げ、第一人者となった礒貝氏の作品は、三枝子夫人より2017年に寄贈いただきました。
本展では、館蔵全作品34点を展示するほか、愛娘のために制作した「けいこの家」、ドールハウス仲間であった花見郁代氏所蔵の3作品を特別出品します。また、闘病中に制作していた未完の遺作「テレビ局のスタジオ(仮称)」を初公開します。(合計39点)
作品制作において礒貝氏は、時代設定・背景・デザイン・素材など、充分納得出来るまで時間と手間を掛け、その上で自らのストーリーを加えることで「模型」ではなく「ドールハウス」になるのだと語っています。ドールハウスの小さな窓から広がる大きな世界を、想像をしていただければ幸いです。