昨年秋より、称名寺金堂の解体修理が実施されています。それにともない、金堂内に保存されていた文化財を金沢文庫で一時保管することになりました。
称名寺金堂に伝わっていた文化財の中には、すでに国指定重要文化財に指定されている仏具類や、横浜市指定重要文化財の仏像などがありますが、今回あらためて調査をおこなった結果、江戸時代に作られた小型の仏像や、大きな画面をもつ仏画、さらに江戸幕府が称名寺を安堵した古文書など、今までほとんど公開されたことのない文化財が多数見出されました。今回の展示では、中世から近代におよぶそれらの未公開資料を中心に、絵画・彫刻・工芸・書跡の各分野にわたる珍しい文化財展示します。