タイトル等
開館20周年記念 版の美Ⅳ
創作版画の系譜
青春と実験の季節
会場
茅ヶ崎市美術館
会期
2019-02-10~2019-03-24
休催日
月曜日(ただし2月11日は開館)、2月12日(火)、3月22日(金)
開催時間
10時~17時
(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一般500円(400円) 大学生300円(250円)
※( )内は20名以上の団体料金 ※高校生以下、市内在住65歳以上の方、市内在住の障害者及びその介護者は無料
主催者
公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
協賛・協力等
[特別協力]上田市立美術館、須坂版画美術館、松本市美術館、横浜美術館
概要
開館20周年を記念し、当館では「版の美―板にのせられたメッセージ」をテーマに浮世絵・新版画から現代の版画まで、わが国の木版画の諸相を展示してまいりましたが、全4回のシリーズ企画展の最後に「創作版画」の世界をご紹介します。
浮世絵や明治・大正期の新版画が伝統的に分業で制作されたのに対し、「創作版画」は作者自ら描き、彫り、摺る作品として一般に定義づけられます。山本鼎や石井柏亭らの提唱によるものですが、単なる絵画の「複製」でなく画家の創意が反映された作品を重視する運動が起こりました。
本展では1904(明治37)年、雑誌『明星』に掲載された山本鼎の記念碑的作品《漁夫》に始まる「創作版画」の物語を、明治末期から大正期、昭和前期に制作された20名の作家による約180点の作品によりひも解きます。
山本鼎が仲間と発行した雑誌『方寸』、長谷川潔の自刻木版で飾られた詩人達の文芸誌『假面』、そして大正期文化の精華ともいうべき田中恭吉、恩地孝四郎、藤森静雄の回覧誌『月映』などの出版活動で版画が重要な役割を果たしましたが、これら全てが20代の若者たちの手でなされたことに驚かされるでしょう。大正期を中心に1910年代から20年代にかけ、海外芸術思潮の強い影響の下、鋭敏な感覚と批判精神を特権とする若い芸術家たちは同時代を仲間と共有するために版画を有力な手段としました。果敢な実験の季節を経て1918(大正7)年の創作版画協会や1931(昭和6)年の日本版画協会設立へと至りますが、これら運動の消長の中に版画が美術ジャンルとして独立していく過程がみられます。創作版画運動を通過点とする様々な青春群像とその行方をご覧いただきたいと思います。
イベント情報
※申込制のイベントは、2月10日(日)10時~美術館受付またはお電話にてお申し込みください(開館時間内)。

対談「創作版画の誕生~山本鼎・石井鶴三を中心に~」
講師:滝澤正幸(上田市立博物館館長)、小川稔(当館館長)
日時:2月16日(土)14時~15時30分/席数:約50席(事前申込不要)
会場:美術館エントランスホール/料金:無料

ワークショップ「ことばとはんが~版画制作と活版印刷~」
講師:城戸宏(リン版画工房)
日時:①3月3日(日)13時30分~16時、②3月10日(日)13時30分~16時30分【全2回】
会場:美術館2階アトリエ/対象:高校生以上
定員:12名(申込制・先着順)/参加費:2000円

ワークショップ「本をつくる~和装本こうき綴じ~」
講師:上島明子(美篶堂(みすずどう))、石田亮一(本づくり協会)
日時:3月6日(水)13時30分~15時30分
会場:美術館2階アトリエ/対象:18歳以上
定員:16名(申込制・先着順)/参加費:1200円

ギャラリートーク
日時:①2月10日(日)、②3月17日(日)、③3月23日(土)各日14時~15時
講師:①②小川稔(当館館長)、③辺見海(東北芸術工科大学非常勤講師)
料金:無料(要観覧券・事前申込不要)
ホームページ
http://www.chigasaki-museum.jp/exhi/2019-0210-0324/
会場住所
〒253-0053
神奈川県茅ケ崎市東海岸北1-4-45
交通案内
■ 公共の交通機関でお越しの場合
徒歩
JR茅ヶ崎駅南口より 高砂通りを南へ向かい 徒歩約8分です。

バス
同駅南口よりコミュニティバスえぼし号をご利用ください。
① 中海岸南湖循環市立病院線に乗車(約1分)し、
② 図書館前で下車、高砂緑地入口まで約70mです。

■ お車でお越しの場合
新湘南バイパス [茅ヶ崎海岸IC]より 江の島方面(左側二車線)へ、[柳島]交差点を左折し、国道134号線を進み、[野球場前]交差点を左折し、約800m直進すると右手に美術館専用駐車場があります。
ホームページ
https://www.chigasaki-museum.jp/
神奈川県茅ケ崎市東海岸北1-4-45
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