野間祥子の作を目にしたとき、どうしても作品展をしてみたいと思うほど魅せられた。このようなことはそんなにあることではなく、その引き込まれる何かを知りたくて、といおうか、若者にはない品格というか、何か不思議が呼んでいた。油絵科に入り、直ぐに油彩は自分ではないと見切りをつけ、水彩を描き続けて科を卒業。という意志の強さも彼女の描く世界からすると少しの驚きがある。ひょうひょうと、かまわず自分を貫く器の深さを感じる、若い作家である。
・作品数10数点(予定)
・コメント
肉眼で発見できる透明水彩と紙の表情を、観ていただきたいです。