海の生命体は、すべて海の自然が造り上げた見事な芸術品のようだ。体一つで厳しい自然環境を生き抜いてきたその力強さは、神々しい。
特に伊豆半島の海は、火山の噴火で溶岩が流れ込んだ海中のジオパークを感じ、そこで暮らす生き物は、地球誕生以来、真っ先に命を授かったのではないかと思えるほど不思議な造形と彩色に被われている。
海中は、地上からは伺い知ることのできない感動と謎の世界。姿、形が違っても命の価値は同じだと気付く。
彼らと私たちが共に生きるための知恵と答えは、海中に潜んでいる。
本写真展では、耳をすませて海中で暮らす小さな生き物たちの声をお聞きください。