アーティスト池田満寿夫が1997年3月8日に63歳で急逝してから早くも20年。いつ才能を自覚し、どのように開花させたのか、何を考えながら制作したのか、あらためて紐解いてみたいのがその比類ない精神です。なぜ独自に芸術の道を歩むことができたのでしょう。逝去直後にオープンした当館も開館20年を迎えます。館コレクションの特色である故郷・長野市で学生時代に描いた油彩を筆頭に、銅版画、リトグラフ、彫刻、デッサン、近年収蔵の肖像写真など、約130点から歩みを回顧します。ほとばしる情熱や希望を感じとっていただけたら幸いです。