東日本大震災発生から5年を経て関西でも一層東北地方に関心を向けていただく意味から東北由来の玩具を紹介します。 2005年夏に第52回企画展「こけし五彩―みちのくの手わざ―」を開催しましたが、今回はこけしに限定せず、「堤人形」「三春張子」などさまざまな郷土玩具を取り上げます。また、こけしともつながるマトリョーシカなど海外の木地玩具もあわせて展示します。さらに、今年発生した熊本地震復興支援の思いも込めて、東北の木地玩具と類似点の多い九州地方の玩具も展示します。会期中には伝統こけし工人による製作実演イベントも開催します。ろくろを回して木を削り、彩色する工程を間近に見られる貴重な機会となります。ぜひご来館ください。