「中国陶磁」と聞いて、みなさんはどのようなものを思い浮かべますか?8000年あまりに及ぶ中国の長い歴史のなかで、広大な国土の各地で焼かれた陶磁器は、作られた時代と地方によって姿や形、色彩や文様に様々な違いがあります。
このたびの展覧会では、古代から清時代までの中国陶磁の歴史的な展開を学ぶコーナーと、鎌倉時代以降に渡米した茶壺をはじめ、砧青磁の花生や天目茶碗、茶入、香合など、日本において大切にされた「唐物(からもの)」としての中国陶磁のコーナーにわけ、重要文化財4件を含む約90件の作品を展示いたします。中国陶磁の世界を楽しく学んで頂ければ幸いです。