自然を写した風光明媚な風景、実際には存在しない心象風景、理想と虚構、現実と非現実。今回は日本画、洋画、写真、版画、素描のなかから、様々な「風景画」を紹介します。このなかには「風景画」と意図して表現されたわけではないものも含みます。
それぞれの作家の感性と目線に焦点を合わせながら、これらの作品を「遊び」感覚で辿ってみましょう。自らの心の投影であったり、強いメッセージ性であったり、「風景画」は時に実景よりも過去・現在・未来を物語ります。技法や素材が異なる作品の特徴なども比較しつつ、楽しみながらご鑑賞ください。(展示点数 約30点)