上村松園 (うえむら しょうえん)(1875-1949)の生誕140年を記念し、清らかで端正な女性像で人気を博した松園を中心に、女性画家たちの活躍に注目した展覧会を開催いたします。
当館所蔵の松園作品全18点を一挙公開するとともに、南画家として名を馳せ女性初の帝室技芸員となった野口小蘋 (のぐち しょうひん) 晩年の大作《箱根真景図》(山種美術館)や、小倉遊亀 (おぐら ゆき)、片岡球子 (かたおか たまこ) らの日本画をご紹介します。また、実践女子学園香雪記念資料館のご協力により、同館所蔵の小蘋、河鍋暁斎 (かわなべ きょうさい)の娘・暁翠 (きょうすい)、伊藤小坡 (いとう しょうは)、池田蕉園 (いけだ しょうえん)、松園に絵を学んだ九條武子 (くじょう たけこ) らの作品も併せて展示いたします。多彩な女性画家たちの世界をお楽しみください。