タイトル等
事物
―1970年代の日本の写真と美術を考えるキーワード
コレクションを中心とした小企画
会場
東京国立近代美術館
ギャラリー4 [2F]
会期
2015-05-26~2015-09-13
休催日
月曜日(7月20日は開館)、7月21日[火]
開催時間
10:00~17:00
(金曜日は20:00まで)
入館は閉館30分前まで
観覧料
一般| 430(220)円 大学生| 130(70)円
高校生以下および18歳未満、キャンパスメンバーズ、MOMATパスポートをお持ちの方、友の会「MOMATサポーターズ」、賛助会「MOMATメンバーズ」会員の方、65歳以上および障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
( )内は20名以上の団体料金、いずれも消費税込

毎月第一日曜日(6月7日、7月5日、8月2日、9月6日)は無料 (本展および所蔵作品展のみ)
本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます
主催者
東京国立近代美術館
概要
事物を事物として、また私を私としてこの世界内に正当に位置づけることこそわれわれの、この時代の表現でなければならない
中平卓馬『なぜ、植物図鑑か』1973年

1970年代、日本の写真界において「事物」がキーワードとして浮上します。60年代末、既成の写真美学に異議申し立てをした写真家中平卓馬は、70年代に入って「アレ・ブレ・ボケ」と称されたそれまでの方法を自己批判し、写真の記録性に立ち返る「植物図鑑」的な写真へと舵を切ります。その転換の過程で、中平はくりかえし事物と写真の関係に注目しています。
ここでいう「事物」とは、レンズの向こうに現れる世界の具体的なあり方のことです。そして事物について考えることは、世界に向かい合う写真家の立ち位置への問い、言いかえれば、主体としての「人間」と、客体としての「世界」という関係の構図を、根本的に考え直すことへとつながっていきます。実はこうした思考の展開は、「もの派」など同時代の美術家たちが向かい合っていた課題とも、文脈を共有していたようです。
この展覧会では、中平に加え、当時、同じく事物と写真をめぐるユニークな思考を重ねていた大辻清司の仕事を軸に、同時代の美術も視野に入れながら、事物と写真をめぐる当時の状況を考えます。
イベント情報
| キュレーター・トーク
6月27日[土] 11:00―
7月24日[金] 18:00―
増田玲 [本展企画者・当館主任研究員]
申込不要・参加無料 (要観覧料)
ホームページ
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/things2015/
会場住所
〒102-8322
東京都千代田区北の丸公園3-1
交通案内
東京メトロ東西線 竹橋駅 1b出口 徒歩3分
ホームページ
https://www.momat.go.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都千代田区北の丸公園3-1
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