このたび やかげ郷土美術館では、企画展「山田勝香展~抒情を書する~」を開催します。
関西書壇の一翼を担う千草会名誉会長で日本を代表する女流書家 山田勝香は、大字かなの先駆者 師田中塊堂から受け継いだ書作論の詩情表現を、自らが感得した自然体へと昇華させ、大胆な筆技で書の美を探究しました。
本展では、昨春に寄贈を受けた近作の新収蔵作三十点に加え、これまでに収蔵の代表作を併せた五十点を一堂に展観し、抒情を書する独自のかな書の世界を確立した山田勝香の多彩な書業の全貌をご紹介します。女流特有の繊細優美な書の魅力を心ゆくまでお楽しみください。