タイトル等
スポット展示
五月人形
会場
天理大学附属 天理参考館
2階展示室 むかしの道具エリア 日本民家ステージ内
会期
2015-04-22~2015-06-01
概要
風薫る5月、爽やかな季節の到来です。5日は端午の節句です。元々は5月端(はじめ)の午(うま)の日に厄を祓い無病息災を願う行事で、大化の改新の前後に中国から伝わりました。しかし旧暦の5月は、じめじめとした流行病(はやりやまい)の多い忌月(いみづき)でした。端午に採った薬草は効能が高いと信じられ、『日本書紀』611年5月5日に推古天皇が大和の菟田野(うだの)で薬猟(くすりがり)(薬草採取)をしたという記述が見られます。
その後、泰平の世となった江戸時代には、端午の節句は厄払いより男児の節句という意味合いが強くなります。武家にとって家を継ぐ男児の誕生は最大の慶事だったからです。江戸では、庶民といえども、7歳以下の男児のいる家では、端午の節句にわれもわれもと作り物の兜や幟旗を戸外に立てました。続いて内飾りの五月人形も登場します。
今回展示するのは京都製の人形で、鎧下(よろいした)の烏帽子(えぼし)直垂(ひたたれ)姿の応神天皇と武内宿禰(たけのうちのすくね)です。江戸では勇壮な姿の人形の人気が高いのに対して、関西は温和な趣を好みました。兜を着用せず、穏やかな表情の天皇とそれを見守る長寿で名高い宿禰です。男児の健やかな成長と長寿を願う思いが伝わる人形です。
ホームページ
http://www.sankokan.jp/exhibition/plan/spot_2015_1.html
会場住所
〒632-8540
奈良県天理市守目堂町250
交通案内
[電車でお越しになる場合]
JR桜井線 天理駅・近鉄天理線 天理駅 下車

=天理駅より=
[徒歩でお越しになる場合]
約20分

[バスでお越しになる場合]
●桜井駅北口行 天理市庁前下車
進行方向1つ目の信号を左折し 徒歩約8分
天理駅発(平日・土・日祝) 10:00 11:20 12:40 14:05 15:20

●天理大学行(杣之内キャンパス) 通学バス
天理大学より 徒歩約2分
天理駅発 10:30 12:30 14:30
※天理大学行バスの運行日は、普通授業・補講・集中講義・定期試験および学年始め・学年末行事期間のみです。

[自動車でお越しになる場合]
西名阪自動車道から 天理インターより 南へ約3km 守目堂交差点を左へ

名阪国道から 天理東インターより 南へ約3km 杣之内町交差点を右へ

桜井方面から 守目堂交差点を右へ

●駐車場 無料
※期間により駐車場への入場・駐車が規制される場合があります。
ホームページ
https://www.sankokan.jp/
奈良県天理市守目堂町250
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索