タイトル等
野に咲く工芸
宙 (そら) を見る絵画
藤井達吉の全貌
会場
渋谷区立松濤美術館
会期
2014-06-10~2014-07-27
休催日
6月16日(月)、23日(月)、30日(月)、7月7日(月)、14日(月)、22日(火)
開催時間
午前10時~午後6時
[入館は5時30分まで] *金曜日は午後7時閉館[入館は6時30分まで]
観覧料
一般 500(400)円 大学生 400(320)円 高校生・60歳以上の方 250(200)円 小中学生 100(80)円
*小中学生は土・日曜日及び祝日は入館無料 *毎週金曜日は渋谷区民入館無料 *障がい者及び付添いの方1名は入館無料 *( )内は10名以上の団体割引料金
主催者
渋谷区立松濤美術館
協賛・協力等
特別協力:碧南市藤井達吉現代美術館 企画・運営協力:株式会社キュレイターズ
概要
近代工芸の先駆者である藤井達吉(一八八一~一九六四)の全貌展です。
藤井達吉は「工芸家が同時にそれ自身画家でもあり、建築家、彫刻家でもある」ことが理想だと言っています。単なる技術集団としての工芸家ではなく、工芸は生活のなかの存在であることをめざしました。けっして高踏的な臭みもなく、大衆へ向けた眼差しを持ちつづけた由縁でもあります。だからこそ時を越えていま、見えなかったものが私たちに語りかけてくるのでしょう。
その脳裏にあったのは、明治期の輸出を目的とした殖産興業的な工芸からの脱却でした。同時代の工芸家である富本憲吉、津田青楓、バーナード・リーチ、高村豊周らとともに、いわば過去の何ものにもとらわれない新思潮の芸術意識をもった「自由な工芸」を創造しました。
藤井はあらゆる技術と材料を猟蒐しタブーを侵して混交し、そのための発想と制作は一人の工芸家の手に統合されなければならないと考えました。その活動は驚くほど広範囲で、七宝、刺繍、染色、金工、木工、陶芸、手漉き和紙など工芸全般にわたり、さらには、日本画、墨画、油彩画、木版画、装丁などの制作も多彩です。
しばしば、奇想とも思える作品が生まれますが、彼の発想の奥底に秘められた自然観はユニークなものでした。アール・ヌーヴォー的なものあるいは琳派風から出発しますが、自然を観る目に支えられたデザインは、大正昭和の美意識を背景とした魅力あるものです。じつに素朴に、じつに愚直に工芸と絵画とを融合することで実現しようとしました。
本展では最近になって次々と知られるようになった全盛期の作品を紹介することが可能になりました。藤井の全貌を展観する規模で構成し、その芸術の魅力と特異性を紹介しようとするものです。
イベント情報
■講演会 6月15日[日] 午後2時~
「藤井達吉の芸術と生涯」 木本文平 [碧南市藤井達吉現代美術館長]

■担当学芸員によるギャラリートーク
6月21日[土]、6月28日[土]、7月19日[土] 午後2時~

■ワークショップ 7月5日[土] 午後2時~5時
「空に舞うモビール作り」 講師 長谷川ジェット
*詳細は美術館HPをご覧ください。
会場住所
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-14-14
交通案内
[電車]
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分

JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

[バス]
ハチ公バス
「松濤美術館入口」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)
「東大前」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)

東急バス
渋55「東大前」下車 徒歩2分

京王バス
渋60・61「東大前」下車 徒歩2分
渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

都営バス
渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

※駐車場はございません。
ホームページ
https://shoto-museum.jp/
東京都渋谷区松濤2-14-14
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