タイトル等
桑原甲子雄の写真
トーキョー・スケッチ60年
会場
世田谷美術館
会期
2014-04-19~2014-06-08
休催日
毎週月曜日 ※ただし5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館
開催時間
午前10時~午後6時
入場は午後5時30分まで
観覧料
一般1,000(800)円、65歳以上800(600)円、大高生800(600)円、中小生500(300)円
※( )内は20名以上の団体料金。障害者の方は500円(介助の方1名までは無料)、大高中小生の障害者の方は無料。
主催者
世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
協賛・協力等
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会
助成:公益財団法人自治総合センター
概要
戦前期、生まれ育った東京の下町をアマチュア写真家として撮り歩いた桑原甲子雄 (くわばら・きねお 1913-2007)。戦後は写真雑誌の編集長を歴任しますが、やがて再びカメラを持ち、また若き日の作品が再評価され、1973年、還暦で初個展を開催します。以後、『東京昭和十一年』、『東京長日』など、新旧の作品による写真集の出版や展覧会が相次ぎ、桑原は写真家として改めて脚光を浴びました。
「ごく私的な記念写真」と自ら語ったとおり、彼の写真はいわば日々のメモやスケッチでした。二・二六事件発生の1930年代半ばから、バブル景気に沸く1990年代初頭まで―この間の東京の変貌を伝えつつ、不思議に変わらぬみずみずしさを湛える作品は、今も私たちを惹きつけてやみません。
当館は、1993年の「ラヴ・ユー・トーキョー 桑原甲子雄・荒木経惟写真展」を機に、桑原の作品を数多く収蔵しています。本展は、その豊富なコレクションからモノクロおよびカラープリント約200点を紹介する回顧展です。東京を見つめ直すきっかけを得た1970年代末のパリでの作品に加え、他所蔵機関のご協力により、1940年撮影の満州での作品を16点、コンタクトプリントや雑誌などの貴重な資料約30点もあわせて展示します。東京を中心に据えながら、満州・パリでの作品と諸資料を視野に入れ、60年におよぶ桑原の仕事の全体像を見渡すのは本展が初めてです。
イベント情報
∎講演会「桑原甲子雄の仕事―写真の魅力と批評の眼」
桑原甲子雄の写真の魅力とともに、すぐれた批評家としての仕事について語っていただきます。
日時:5月3日(土・祝)午後2時~3時30分(開場は開演30分前)
講師:金子隆一 (写真史家)
会場:当館講堂[手話通訳付]
定員:当日先着150名 ※当日午前10時より整理券を配布
参加費:無料

∎「TOKYOパノラマウォーク―写真家と歩く東京―」
桑原甲子雄が愛し、終生撮り続けた巨大都市「東京」。
その街を今一度見つめ直し、新たな魅力を探ります。
日時:①5月17日(土) ②5月24日(土) ③5月31日(土)
各日とも午後1時~4時30分(現地集合・解散)
場所:①八広、四ツ木界隈 ②浅草界隈 ③上野界隈
※いずれも予定、変更の可能性あり
講師:①大西みつぐ (写真家) ②平嶋彰彦 (写真家) ③飯田鉄 (写真家)
対象:高校生以上
定員:各回30名(応募多数の場合は抽選)
参加費:1,000円(交通費など実費は別)
申込:往復はがきに参加希望回、住所、氏名、電話番号を明記のうえ、世田谷美術館「TOKYOパノラマウォーク―写真家と歩く東京―」係まで
申込締切日:①②③とも5月7日(水) ※当日消印有効

∎美術と演劇のワークショップ「えんげきのえ」
美術館は、ひそかなドラマの宝庫。写真を見ることから、演劇の初めの一歩をふみ出しましょう。
日時:5月18日(日)午後1時~6時
講師:柏木陽 (演劇家、NPO法人演劇百貨店代表)
会場:当館地下創作室、企画展示室等
定員:10歳以上の方15名(申込先着順)
参加費:10代の方500円、20代以上の方2,000円
申込:当館ホームページまたはお電話にて

∎ライヴ「東京昭和十一年をうたう」
怪優・斎藤晴彦が昭和十一年の流行歌のほか、同年をキーワードとする黒テントの傑作舞台『阿部定の犬』(1975年初演)の劇中歌(曲:クルト・ワイル 詞:佐藤信)を披露します。
日時:5月25日(日)午後3時~4時30分(開場は開演30分前)
出演:斎藤晴彦とハレハレバンド(歌:斎藤晴彦、滝本直子、遠藤良子 ピアノ:吉村安見子)
会場:当館講堂
定員:150名(申込先着順)
参加費:予約2,000円、当日2,500円(全自由席、展覧会チケット付) ※小中学生無料、未就学児のご入場はご遠慮下さい。
申込:当館ホームページまたはお電話にて
チケット精算:当日正午より受付

∎映画上映会「1930年代の記録映画―『プロキノ作品集』より」
当時の社会問題と人々の熱気を記録したプロキノ(日本プロレタリア映画同盟)の作品を上映します。
日時:6月1日(日)午後2時~2時30分(開場は開演30分前)
上映作品:「第12回東京メーデー」(1931年、7分)、「土地」(1931年、8分)、「スポーツ」(1932年、6分)、「全線」(1932年、9分) ※DVD上映
会場:当館講堂
定員:当日先着150名 ※当日午前10時より整理券を配布
参加費:無料

∎100円ワークショップ
どなたでもその場で気軽に参加できる工作など。
日時:会期中の毎土曜日 午後1時~3時
会場:当館地下創作室
参加方法:時間中随時受付
参加費:1回100円
ホームページ
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/next.html
会場住所
〒157-0075
東京都世田谷区砧公園1-2
交通案内
● 東急田園都市線「用賀」駅下車、北口から徒歩17分、または美術館行バス「美術館」下車徒歩3分
● 小田急線「成城学園前」駅下車、南口から渋谷駅行バス「砧町」下車徒歩10分
● 小田急線「千歳船橋」駅から田園調布駅行バス「美術館入口」下車徒歩5分
● 美術館専用駐車場(60台、無料):東名高速道路高架下、厚木方面側道400m先。美術館まで徒歩5分
ホームページ
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都世田谷区砧公園1-2
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索