与謝蕪村は、画家、また俳人として、江戸中期の文化を代表する人物ですが、現在に至る画壇や俳句の世界にも大きな影響を与えています。蕪村芸術の全面開花は、39歳から3年余りの丹後滞在期に準備されました。
昨年春、東京と大阪で相次いで開催された大規模な展覧会「蕪村 その二つの旅」によって、全国的に蕪村の画業への関心が高まりましたが、丹後時代の作品が数多く出品されたことでも注目を集めました。
今回は、当館では6年ぶりの屏風絵の大作を中心とした展示です。また、昨年、東京・大阪で初出品された丹後時代の作品も里帰りする予定です。この機会をお見逃しなく。