島袋道浩は世界中を旅しながら、人間の生き方やコミュニケーションのあり方に関する作品を制作してきました。本企画は能登特有の風習や産物に興味を持った島袋が能登を旅し、アーティストならではの視点で発見したことを元に新作を作り上げる、1年間の長期プログラムです。金沢を中心とした若い人たちに芸術活動参画の機会を提供する「金沢若者夢チャレンジ・アートプログラム」の第7弾として、4月より約25名のボランティア・メンバーが作家と一緒に能登を訪れ、現地で見たものを展示室に再現するなどの活動をしてきました。それを踏まえ9月28日からは、作家がメンバーとともに新たに作った作品を公開します。会期中も能登や美術館を舞台に、ワークショップなどを行ってゆきます。展示を通じて作家の能登への視点に触れることで、普段の身の回りの様々なものに対しても以前と少し違う視点を持つことができるでしょう。