こけしは東北地方の温泉地を中心にこけし工人によって作られてきた郷土人形です。昔から玩具として親しまれてきたこけしは、その素朴な面立ちで多くの子どもの成長を見守ってきました。
世界の民俗人形博物館では、昨年、東日本大震災の復興支援として、『東北のこけし展』を開催。そこで多くの伝統こけしを展示し、多くのこけし工人さんと出会うことができました。
今回の展示では、東北地方で活躍する若手工人の中で、鳴子こけし、作並こけし、土湯こけしの3人の作品を展示します。
伝統こけしの技法を守り継ぎながらも、現代に合わせた様々なこけしを生み出している3人の工人の作品をご覧いただけます。そこで、こけしを培ってきた東北の地・木・人の温もりを感じてください。