開館以来30年、地域ゆかりの作家を中心に美術品の蒐集に努めてきた尾道市立美術館の足跡を、所蔵コレクションで辿る企画展。森谷南人子、楠瓊州ら尾道ゆかりの作家をはじめ、フランスバルビゾン派の近代絵画など、芸術文化のまち尾道ならではの郷土色豊かな作品群は、色あせることなく今も私たちを魅了し続けます。とりわけ本年寄贈のあった和田英作《少女像(横山美智子肖像)》は、尾道ゆかりの文学者横山美智子を描いた肖像作品であり、当館では初公開するものです。
30年の年月を経て、いま新たに地域文化の創造発信拠点として第一歩を踏み出そうとするにあたり、あらためて収蔵コレクションから尾道の魅力を紹介していきます。