平成23年には、浄土真宗を開いた親鸞聖人の750回忌を迎えます。
阿弥陀如来の力がすべての人々を救うという親鸞聖人の教えは、苦しみや悩みを抱えた多くの人々に光明をもたらしてきました。浄土真宗は、今も国内最多の門信徒数をを誇っています。
物質が豊かになった現代社会では、ともすれば心の問題が置き去りにされ、後の大切さが忘れ去られる風潮がうかがえます。親鸞聖人750回忌を機に、改めて聖人の足跡をたどり、今に残る多くの資料、法宝物を紹介する展観を通じて聖人の教え、人となりを改めて浮かび上がらせ、混迷の現代、さらには将来への指針としたいと思います。