篤記念館では、「字をかく時は一心そのものになることを僕は何となく心がけることにしている」と語る実篤の味わいある独特な作風の書のほか、実篤が愛蔵した良寛や一休宗純など古筆、また志賀直哉、夏目漱石、有島武郎、長与善郎ら交流のあった人々の書を収蔵しています。
本展覧会では、調布駅近くの調布市文化会館「たづくり」1階展示室(京王線調布南口より徒歩3分)を会場に、実篤記念館が収蔵する多くの書作品、原稿や書簡から代表作を展示し、そこに書かれた筆跡を通して作者を知り、実篤の作品に対する思いや、多彩な交流をあわせてご紹介いたします。