タイトル等
特集陳列 新収品展
会場
京都国立博物館
会期
2008-05-21~2008-06-22
休催日
月曜日(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
開催時間
9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)特別展覧会期間中は9:30~18:00、金曜は20:00まで開館
観覧料
一般500(400)円 大学・高校生250(200)円 中学・小学生 無料
*()は20名以上
概要
当館では館蔵品の充実を目指し、毎年さまざまな分野の作品を収集しています。本展では、昨年度に購入した作品、寄贈をうけた作品を紹介いたします。
昨年当館は、小説家の澤田ふじ子氏より中国画一二件の寄贈を受けました。なかでも注目すべきは、明の崇禎一三年(1640)に、蘇州の画家、陳箴が描いた鳥花山水図です。
絹本、縱177cm、横91.5cmの大画面いっぱいに、うっすらと雪を被った高山が翼を広げるように聳え立ち、その肩から流れ落ちる滝水は、画面の下辺で渓川となって蛇行します。麓に植わる、葉を落とした双樹の周囲には、竹や広葉の潅木、花咲き誇る梅・椿が寄り添います。画法上、この絵の最も興味深いところは鳥の表現で、樹叢に集う烏・山鵲・鷲・雉は、細密な彩色できわめて写実的に描かれており、背景の水墨淡彩の大山と対照の妙を見せています。
明時代以降の絵画はジャンルごとの分化が進み、山水と花鳥は別々の道を歩みましたが、四季山水図四幅揃いの冬景幅にあたるこの絵は、その再統合を目論んで成功している稀有な例といえます。
ちなみに江戸後期の文人画家、岡田半江(1782~1846)は、付属する手紙の中で、この絵を鳥花山水と呼び、京都の相国寺第一一五世、維明周奎(1731~1808)が所持した名幅で、天下無双の絶品、稀世の珍なりと褒めちぎっています。
ホームページ
http://www.kyohaku.go.jp/
展覧会問合せ先
075-525-2473(陳列案内) 075-541-1151(代表)
会場住所
〒605-0931
京都府京都市東山区茶屋町527
交通案内
[公共交通機関でおこしの方]

JRをご利用の場合
JR京都駅下車、市バス京都駅前 D1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて 博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
JR京都駅下車、JR奈良線にて東福寺駅下車、京阪電車にて七条駅下車、徒歩7分

近鉄をご利用の場合
丹波橋駅下車、京阪電車丹波橋駅から七条駅下車、徒歩7分

京阪電車をご利用の場合
七条駅下車、東へ徒歩7分

阪急電車をご利用の場合
河原町駅下車、京阪電車 祇園四条駅から大阪方面行きにて七条駅下車、東へ徒歩7分
又は、河原町駅下車、四条河原町から市バス207号系統にて東山七条下車、徒歩3分

市バスをご利用の場合
京都駅前市バス D1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて
博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ

プリンセスラインバスをご利用の場合
京都駅八条口のりばから11・12号系統にて東山七条下車、徒歩1分
四条河原町から16・18号系統にて国立博物館前下車、徒歩1分
ホームページ
https://www.kyohaku.go.jp/
京都府京都市東山区茶屋町527
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索